いよいよ年末となり追い込み作業が続いている中、恐ろしい思いをして
しまいました。それは、樹高7mほどのヤマモモの高木剪定を行っていた時です。
樹齢は約60年ほどで今年の日照りで大変茂っていました。
剪定を行い中くらいから下枝に差し掛かった所、突然乗っていた枝が折れ
その下の枝で止まり斜めになりました。仕方がないのでその枝を元より外し、
更に別の下枝へ移った所、今度はその下枝も折れました。これが一番下枝なので後は
地面へ落ちるしかありません。下枝といっても地上よりは3mほどはあります。
その時、頭をよぎったのは装着していた頭上にかけてあるフルハーネスの安全帯です。
急な落下時は安全帯で支えますが、体への衝撃もきついようです。それらを解消すべく
法改正された新基準の安全帯のショックアブソーバー、効果を期待しました。
「助けてくれよ」体はじわーっと落ちていきますが、衝撃はおろか引っかかる感じが
なかなか来ません。なんと頭上の親枝も折れて地面へ落ちていきました。
パラシュートで落下したような姿勢で落ちていき、左手小指あたりを打撲してしまいました。
幸いにもかすり傷程度で済みましたが、「ヤマモモよ俺は太ったか?」と言いたくなり
ました。これでもかという仕打ちに残りの作業へ足がすくみます。ああ怖かった。